『シティ・オブ・ゴッド』 – 神の街と呼ばれたスラム街の歴史を描いたブラジル映画

『シティ・オブ・ゴッド』 – 神の街と呼ばれたスラム街の歴史を描いたブラジル映画

評価・レビュー

シティ・オブ・ゴッドは、2002年製作のブラジル映画です。パウロ・リンスの小説『シティ・オブ・ゴッド』を基に映画化されています。

独特な雰囲気の映画でした。暴力・ドラッグなど何でもアリなスラムを舞台に、残虐なギャングたちの抗争やたくましく生きる子どもたちがリアルに描かれています。

しかも実話を基にした物語だそうで、現実にこんなことが起こっていたなんて、驚きを隠せません。

ギャングとしてのし上がっていくリトル・ゼは、完全に狂っているとしか言いようがないのですが、スラムの劣悪な環境が彼をそうさせたのかもしれないと思うと、何とも言えない感情が込み上げてきます。

バイオレンスなシーンは多いし、時には目を覆いたくなるようなシーンも出てきます。にも関わらず、全体を通して、気分が落ち込んだり暗くなるような作りにはなっていません。演出の巧さを感じます。

ラストも現実を突き付けられたような、驚きの終幕になっています。130分と少し長めの映画ですが、テンポよく進んでいくのであっという間に終わってしまいますよ。

 

あらすじ

1960年代後半、リオデジャネイロ郊外に新設された公営住宅シティ・オブ・ゴッド。そこに住む強盗の青年カベレイラ(ジョナタン・ハーゲンセン)は、弟分リトル・ダイス(ドグラス・シルヴァ)の考案したモーテル襲撃事件がもとで、警察に銃殺される。

70年代に入り、他の街に身を隠していたリトル・ダイスは、リトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ)と改名し、シティ・オブ・ゴッドを乗っ取るために戻ってくる。親友ベネ(フィリピ・ハーゲンセン)と共に麻薬ビジネスで大成功をおさめた。しかしベネは女性と恋におち、残忍なリトル・ゼに別れを告げる。だが送別会で、ベネはリトル・ゼと敵対するギャング、セヌーラ(マテウス・ナッチェルガリ)の弟分の銃弾に倒れる。

70年代末期。リトル・ゼに恋人をレイプされ、家族を殺されたバス車掌のマネ(セウ・ジョルジ)は、復讐のためセヌーラと手を組み、抗争が勃発。シティ・オブ・ゴッド出身のブスカペ(アレシャンドレ・ロドリゲス)は、リトル・ゼのアジトで撮った写真が新聞社に買われて仕事を獲得し、ジャーナリストの道を歩み始めていた。やがて抗争は激化し、リトル・ゼもマネも死亡。ブスカペはリトル・ゼの遺体を撮影し、成功への道を手にするが、一方街では、ギャングと化した子供たちが銃を手に群れているのだった。

via Movie Walker

キャスト

役名 俳優
ブスカ・ペ アレシャンドレ・ホドリゲス
リトル・ゼ レアンドロ・フィルミノ・ダ・オーラ
リトル・ダイス ドゥグラス・シゥヴァ
カベレイラ ジョナタン・アージンセン
ベネ フェリピ・アージンセン
マネ セウ・ジョルジ
セヌーラ マテウス・ナッチェルガエリ
アンジェリカ アリシー・ブラガ
チアーゴ ダニエル・ジッテゥ

 

DVD/Blu-ray


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