『セントアンナの奇跡』 – ある少年と兵士の間に起こった奇跡の物語

『セントアンナの奇跡』 – ある少年と兵士の間に起こった奇跡の物語

評価・レビュー

郵便局員が窓口に来たお客をいきなり射殺するという、いきなりすごく引き込まれる始まりでした。なぜ射殺したのかという謎は最後まで観たらわかります。

ナチスによる一般市民の大量虐殺や黒人を差別する将校など、戦争の残酷さや差別に対するメッセージ性の強い映画でした。それから、やはり少年と彼を守った兵士の感動的な奇跡、これに尽きると思います。

ただ、160分と少し長いので、正直途中で中だるみ感が出ます。でも、最後まで観てしまうと、観て良かったと思えますよ。

不可解な事件から始まり感動のフィナーレという、すごく良い映画なのに何も賞をもらっていないのが不思議なくらいでした。

 

あらすじ

1983年、ニューヨーク。ある日、郵便局員が窓口に現れた客を射殺する事件が発生。前科も借金もない、定年間近の真面目な男が起こした事件は、世間に衝撃を与える。さらに、男の家から発見されたのは、歴史的に貴重なイタリアの彫像の頭部。それは、1944年のナチス侵攻以来、行方不明になっていたものだった。

1944年、イタリア。郵便局員の男は当時、兵士としてトスカーナで戦っていた。彼の所属は、過酷な最前線に送り込まれた黒人部隊“バッファロー・ソルジャー”。ある日、偵察に出た4人の兵士は、倒れていた少年を救出するが、本隊とはぐれてしまう。その4人とは、フィレンツェで拾った彫像の頭を持ち歩くトレイン(オマー・ベンソン・ミラー)、自分勝手なビショップ(マイケル・イーリー)、イタリア語堪能な無線兵ヘクター(ラズ・アロンソ)、リーダーのスタンプス(デレク・ルーク)。食料と少年の治療のために、ナチスに包囲された村へ辿り着く4人。

少年はそこで不思議な力を発揮する。少年が、自分だけに見える“友達”に話しかけると、壊れていた無線機が動き出したのだ。一方、村に足止めされた4人は、次第に村人たちと心を通わせていく。差別を受けてきた祖国とは違い、村には黒人に対する偏見がなかったのだ。初めて人としての自由を感じる4人。だが、そんな平和な日々は、ナチスと戦うパルチザンの来訪で終わりを告げる。

パルチザンのドイツ兵捕虜は少年の姿を見ると、涙を流す。それを目撃したヘクターとドレインが尋ねると、少年は壮絶な過去を語り始める。彼の名前はアンジェロで、セントアンナからやってきたという。実はセントアンナでは、ナチスによる民間人の大虐殺があり、アンジェロはそれを目撃していたのだ。やがてナチスの大軍が村に押し寄せる。村人たちに浴びせられる銃弾。負傷したアンジェロを抱えて力尽きるトレイン。その時、ひとつの奇跡が起きようとしていた……。

via Movie Walker

キャスト

役名 俳優
オブリー・スタンプス二等軍曹 デレク・ルーク
ビショップ・カミングス三等軍曹 マイケル・イーリー
ヘクター・ネグロン伍長 ラズ・アロンソ
サム・トレイン上等兵 オマー・ベンソン・ミラー
ペッピ・”ザ・グレート・バタフライ”・グロッタ ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
レナータ ヴァレンティナ・チェルヴィ
アンジェロ・トランチェッリ マッテオ・スキアボルディ
ロドルフォ セルジョ・アルベッリ
ルドヴィコ オメロ・アントヌッティ
アンジェロ・トランチェッリ ルイジ・ロ・カーショ
アントニオ・”トニー”・リッチ刑事 ジョン・タートゥーロ
ティム・ボイル ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
エンリコ ジョン・レグイザモ

 


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